こんにちは、こころです。
友達が最近、アカハライモリを飼い始めたんだって!
アカハライモリってどんな生き物なのか教えて!
アカハラ?イモリ?ヤモリじゃなくて?
(困ったなぁ、アカハライモリなんて知らないよ...)
子供たちは好奇心旺盛で、動物や生き物についていろいろ質問してきますよね。
猫や犬なら答えられるけど、自分の知らない生き物だと困ってしまいます。
私も数年前までは、アカハライモリの存在すら知りませんでした。
ある日、川へ遊びに行った家族がトカゲみたいな生き物を連れて帰ってきたんです。
水の中で泳いでいるお腹が真っ赤な生き物。「この子何者?」と、疑問と興味で調べてみると、「アカハライモリ」でした。
それが、ぼくとこころ家族との出会いだね。
そして家で飼い始めて5年が経ちました!
今では、アカハライモリの世話が私たち家族の日課となっています。
この記事では、興味深い生き物「アカハライモリ」について詳しくお話します。
アカハライモリは、知れば知るほど、とっても魅力的な生き物です。
最後までご覧いただければ、アカハライモリの特徴や生態について語れるようになりますよ。
アカハライモリの特徴
ではさっそく、アカハライモリはどんな生き物なのか見ていきましょう。
イモリは両生類
アカハライモリは、有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類です。
日本では「アカハラ」と呼ばれたり、「ニホンイモリ(日本井守)」という別名も。
ぼく達は日本にしか生息していない固有種なんだよ!
両生類は水中でも陸でも生活できますが、どうやって呼吸しているのでしょう?
実は、イモリは皮膚呼吸と肺呼吸の両方可能なんです。
大きさは全長10㎝前後
オスが7㎝~11㎝、メスが8㎝~14㎝で、メスのほうが少し大きいです。
4本の短い前足が1対(左右)と5本の後ろ足が1対(左右)
温度変化に強く、数十年(約20年)生きると言われているので、飼育に適しています。
また、長い尾っぽを持っていて、肌はザラザラです。
非常に食いしん坊で、昆虫を中心に他の両生類の卵など小型生物を捕まえて食べます。
エサについて詳しく知りたいかたは、下記の記事をご覧ください。
アカハライモリの主な生息地域は、本州・四国・九州。
地域により固有の種類がいます。
奄美大島から沖縄本島には、違う種類の「シリケンイモリ」や「イボイモリ」がいるよ。
赤いお腹がトレードマーク
名前にもなっている赤腹(アカハラ)
なんといっても、アカハライモリは 赤いお腹 がトレードマーク!
背中は黒茶褐色で、お腹は赤やオレンジの鮮やかな色に黒の斑点模様。
地域や個体によって固有の模様があり、まったく斑点のないものや背中まで赤いものもいます。
毒を持っているので注意!
アカハライモリは、なんとフグと同じ毒「テトロドトキシン」を持っています!
外敵から身を守るために、全身の皮膚の下にある毒腺から毒を出すのです。
微量だけど毒素は強いよ。素手で触ってしまったらすぐに手を洗ってね。
お腹が赤黒い斑点模様なのは、他の動物に「私は毒を持ってるよ」と知らせる警戒色だからです。
危険なときや強い刺激を受けたときは、体を反らせてお腹を見せるような行動をします。
アカハライモリは再生する!?
なんと、アカハライモリは体が一部分無くなっても平気!また生えてくるんです。
手足はもちろん、尾っぽを切ったとしても骨まで完全に再生しちゃいます。
驚きなことに、目のレンズまで再生できます。
さて、ここまでで体の特徴は分かったかな?次は生態について見ていきましょう。
アカハライモリの棲み処(すみか)
アカハライモリは、水のきれいな川や池、田んぼなど、流れが弱い淡水中に生息しています。
冬の気温が10℃以下になると、彼らは陸に上がって冬眠します。
落ち葉の下や水辺近くの石の下などに隠れて冬を過ごすんです。
ヤモリとイモリの違い
水の中にいることが多いイモリですが、よく似た名前のヤモリ。
姿もよく似ていますね。ヤモリも水に入るのでしょうか?
イモリは両生類ですが、ヤモリは爬虫類です。
ヤモリは人家の外壁などに生息し、一生を通じて水中に入ることがありません。
イモリは井戸の中にも生息しているので、「井戸を守る」という意味で「イモリ」と言われる説と、
「井」は田んぼを意味し、水田にいることから「田を守る」という意味で「イモリ」と名付けられた説があります。
ヤモリは、「家を守る」からヤモリなのでしょう。ヤモリの出る家は縁起が良いそうですよ。
まとめ
ここまで、アカハライモリについて見てきましたが、いかがだったでしょう。
真っ赤なお腹を持ったアカハライモリ。毒もあるし、ちょっと怖いって思うかもしれませんね。でも、毒は手を洗えば問題ありません。
実際に飼ってみると、滑稽な仕草がかわいくて笑えるので、家族みんなで盛り上げれますよ。
気温変化に強く、飼い方やメンテナンスも難しくはありません。
アカハライモリについて知った後は、飼育に挑戦してみるのもおススメです。
最後に、クイズで復習!
理解が深まったか確認してみてね。
アカハライモリについて、さらに詳しく知りたいかたはコチラもどうぞ。
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